セキュリティーin Thailand
タイの治安は東南アジアの中では良いほうと言われています。確かにバンコクのスクムビット界隈は、日本人をはじめ外国人が多く住む高級住宅街になっており各アパートセキュリティーも24時間体制、昼間歩道を歩いている人も日本人が多く、まるで日本に住んでいるかのようです。 日本人会、大使館等でも現地在住の日本人に対し安全のための小冊子を作成したり、 非常時のために日本人連絡網を設けクーデター等の非常時にいかに対処すべきか対策を練っているようですが、根本的には一人一人の普段からの心構えをしっかりしておく以外にないでしょう。ここでは、実際にあった具体例を出して安全対策を考えてみたいと思います。
A)泥棒について@

私もタイに来て1年ほどして住んでいた2階建てのタウンハウスに泥棒が入られました。この点一軒家、タウンハウスはアパート、コンドミニアムに比較して、セキュリティー面では落ちますので注意しなければなりません。泥棒は住居に侵入する前に必ず下調べをしており、あらかじめ出入り口、部屋の間取り、家人の家族構成、帰宅時間、就寝時間などをチェックしてから、事に及ぶようです。私の場合も2ヶ月後に警察に捕まった犯人は植木を買った際に中に入れた業者でした。たまたま犯行に及んだ時刻は2階で家族の者は寝ていたため、1階に置いていた家電製品等を 盗まれただけでしたが、もし誰かが犯行時刻に1階に降りて行ったら、、、と考えると寒気がします。彼らは通常ナイフや拳銃などを携帯して侵入しますので、下手に犯人と”ばったり”あってしまったら取り返しのつかない事になる可能性も強いのです。その後警察の話では犯人連中は全員で8人、その中には子供も含まれていたそうです。彼らは必ず犯行に及びやすく成功率の高い場所を狙います。私の場合は、たまたま右隣の家が空いていて彼らは私から盗んだ物を一度隣の家において夜が明けるまで酒盛りをして待っていたようです。(余談ですが、私の20年ものの未開封のチーバスウイスキーと冷蔵庫からつまみを持っていきました。ただ缶切りを盗み忘れたためつまみは食べれませんでした。(^^)何とその後1ヶ月もしないうちに、今度は私の左隣の家も泥棒にやられました。タイの場合は一度泥棒に入られた家は何度も入られる事が多いようです。タウンハウスの場合は間取りが同じなので一度味をしめた泥棒が他の家も狙うのが容易になります。

泥棒についてA
こちらは家族全員で日本に一時帰国した時の事です。彼は悲惨にも家裁道具一式根こそぎ盗られました。このケースは内部による犯行です。犯人は彼の所で働いていたメードです。Nさんはコンドミニアムに住んでいましたが、メードはガードマンにこの家は日本に帰国する事になったと嘘をつき家族がいない隙を狙って堂々と引越しのトラックを呼び一切合切盗んだというものです。 これほどひどくはありませんが、メードをめぐるトラブルは結構多いようです。良くある例が小銭を机の上に置いていたのがいつのまにか消えている、冷蔵庫の食料品が次第に少なくなっているといったものですが、は目に付く場所に無造作に置くほうも良くありません。
対策としては

●住居の選定の際、防犯を考え外部からの侵入を容易に許すようなアパートを選ばない事
●一軒家の場合は防犯上は良くないので、アパート、コンドミニアムで比較的日本人が住んでいる所を選ぶ事
●一時帰国等で長期間留守にする時はアパートの管理人、近所の者に一声かける事
●メードを雇う時には前任者からの紹介状を持った者にする事(日本人会でメードの紹介もやっています。)
●貴重品等は普段メードの目立たない所に必ず鍵を閉めて保管すること
●物売りや、御用聞き集金人が来た場合はすぐにドアを開けず、覗き穴から確認する事、
またなるべく室内に入れない事
などが、あげられます。

いずれも常識的な事のように思われますが、タイに慣れてくると最初の緊張感が次第に 薄れ日本にいるのと同じような感覚になりがちです。隙を見せない事が大切です。


B)詐欺、スリ

泥棒の被害よりはこちらの被害の方が多いようです。特に観光客が狙われやすいので、注意してください。
昔からよくあるケースを列挙しますと、

1王宮近くを歩いていると、学生風の男が寄ってきて流暢な英語で、「自分はタマサート大学の学生で今日は試験前の休みなのだが、試験に自信がないのでお寺に行って拝んでくるつもりだ。あなたも一緒に行かないか」と話を持ち掛け、船でチャオプラヤ川を溯りいろいろな寺を親切に案内してくれるのですが、最後に船頭が川の真ん中で船を停めお金を要求してきます。男と船頭は何やらタイ語でやりあっていますが、「この船頭は大金を吹っかけてきた。生憎私には今それだけの持ち合わせがないので、申し訳ないが後でお金を返すので、少し貸してくれないか」と切り出します。結局船頭と男はぐるでお金はそのまま返らないというケース。

2見知らぬタイ人(フィリピン人)がトランプをやらないかと、持ち掛けてきます。最初はお金も賭けずに和気あいあいとゲームを続けますが、そのうち誰かがお金をかけようと提案してきます。 ゲーム開始当初は勝つものの、だんだんと負けてきて最後には持ち金がなくなると、クレジットカードで金(ゴールド)を買い負け越した分を払わされるというケース。もちろんいかさまゲームで被害者以外はみな仲間です。

3 道を歩いていると大きな地図を持った女性(オカマ)が英語で話しかけてきて「私はシンガポールから来ました。○○ホテルまで行きたいのですが、タクシーの運転手に話しても全く英語ができないため、大変申し訳ありませんが、教えてくれませんか(又は一緒に行ってくれませんか)?」と、たずねてきます。(この場合女性がタクシーにすでに乗っていて、タクシーのドアを開けながら聞く場合と、路上で聞く場合があるようです。) いずれもタクシーに一緒に乗り込むと体をべたべた触ってきて注意が散漫になっている間に財布を抜き取るというケース。タクシーを待たせている場合は運転手とぐるです。

4 空港で到着ロビー出口近くで到着者の名前をボードに書いて会社からの出迎え人のように装い、目的のホテルは満室で泊まれないと偽り、まったく別のホテルに連れて行きます。そこで高額のホテル料金又はガイド料金を請求してくるケース。

5 安宿が密集するカオサン近辺で多いようですが、路上で「宝石が安いよ。日本に持っていっただけで 買い値の2,3倍で売れるよ」と話を持ち掛けてきます。最初は取り合わない人間でも、何度も違う人間に持ち掛けられるとつい本気にし、二束三文の物を買ってしまうケース。

6 プーケット行きなどの長距離バスの車内で多いようですが、隣に座った人から睡眠薬入りの飲み物を勧められ眠っている間にパスポート、現金等を取られてしまうケース。
これと似たようなケースで、行きずりの女性とホテルに行き睡眠薬をビールに入れられ金品を盗まれたケースや路上で腕を触られた瞬間意識はあるのですが、相手の言いなりに金品を差し出してしまったケース等があります。
日本人による詐欺事件

日本人による詐欺事件も多発しています。その中でよく知られている例を挙げてみます。

日本からのお客さんがあると、空港にパトカー先導で送迎し、自分はタイの警察、政府関係に大きなコネがあるように見せかけ架空のビジネスを持ち掛けるケース。最初は事務所は「ただで自由に使っても良い、経営のコンサルタントをしましょう」などと話を持ち掛け相手を信用させ、相手の懐具合を見て態度を豹変させ、脅しにかかるというものです。なおタイでは警察官は副業が許されているので、お金を払えば容易にパトカーの先導ができます。

対策としては

1のケースは私も引っかかりました。(お恥ずかしい)
1,2のケースは私が来た頃に多発していたようです。現在は3,4,5のケースが特に多いと聞いています。3のケースは私自身が遭遇しましたが、「女性」というのがちょっと見ただけでオカマと分かるのですぐに変だと気付き何事もなく済みました。ただこのケースでは組織立ってやっているようで、場合によっては美女2人組みもあるようですから注意してください。なお彼女(?)は、とにかくしつこく私の持っていたショルダーバックの中を見たがっていました。 

●日本語や英語で話しかけてくるタイ人には気を付ける
特にリゾート地、歓楽街で声をかけてくる者(客引き・タクシーの運転手等)を相手にしてはいけません。普通のタイ人が外国人に話し掛けることはあまりありません。またタクシーですが客待ちのタクシーにはくれぐれも乗らないように。

賭け事には参加しない     
タイでは仮にお金を掛けていなくてもトランプは禁止されています。公衆の面前ではしないように注意してください。

●安易な金儲け話には飛びつかない
日本でも同様だと思います。本当に良い話なら見知らぬ他人に教える筈がありません。

●相手が日本人であっても簡単に信用しない
同じ日本人同士ですと言葉が分かる為か簡単に引っかかる人が多く、タイ人に騙されるより1件あたりの被害額が大きいようです。

●空港での出迎え者の会社名、名前はあらかじめ確認しておく 
できれば知人からの名刺を出迎え者に持たせるなど本人であることの証明をはっきりさせる

●見知らぬ者から飲み物などをもらわない
純粋に親切心からということもありうるので、なかなか断りにくい場合もあると思いますが、よく相手の観察をして少しでも変だと思われる場合は断ったほうが無難でしょう。

●長距離バス・鉄道を利用する際には貴重品を肌に付けておく
日本でも同じだと思います。

●人前では財布の中身が見えないように注意する
あらかじめ小額のお金はポケットに入れておいたほうが良いでしょう。
C)その他

長期旅行者が集まるカオサン地区やパッポン、ソイカウボーイ等の歓楽街では大麻、ヘロイン、エクスタシーなどの麻薬も入手しやすいようです。タイでも日本と同様これらの麻薬を所持する事は違法です。タイの場合麻薬の売人が報賞金目当てに客に売りつけた後、すぐに警察に通報する事が多いようです。麻薬によって逮捕され、現地の刑務所に入っている日本人もいるようですので、つい魔が差してなんて 事にならないように注意しましょう。   

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