第9章労働監督官

第139条
職務に基づく事務の遂行に際し労働監督官に次の権限を与える。
(1)労働者の労働条件及び雇用状況を検査し、事実を調査し、雇用並びに賃金、時間外労働手当、休日労働手当若しくは休日労働手当の支払いまたは労働者名簿に関し書類を撮影若しくは複写し、労働安全に関し分析するための物質または製品を収集し、本法を施行するための事実を得るためのその他の行為を行うため、業務時間中に事業所、使用者の事務所若しくは労働者の就業場所に立ち入ること。
(2)質問状を出すこと、使用者、労働者または関係者を召喚し、尋問することまたは調査実施に必要な書類若しくは物を送付させること。
(3)使用者または労働者に、本法の規定に従い適正に実施するよう書面で命令すること。

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@ 139条(1)に定める労働監督官の職務を実施するに際し、労働監督官は使用者または関係者に身分証明書を提示するものとする。使用者または関係者は労働監督官の職務の遂行に便宜を与えなければならず、妨害を行ってはならない。
A労働監督官証は大臣の定める様式によるものとする。

第141条
使用者または労働者が、第139条(3)に定める労働監督官の命令に従い定められた期間内に措置を行った場合は、使用者または労働者に対する刑事裁判手続は停止される。

第142条
@事業所、使用者の事務所若しくは労働者の就業場所への監督の際、局長または局長の委任する者は、大臣の命令する医師、ソーシャルワーカー及び専門家の職務の遂行に対し便宜を与えなければならず、また、妨害してはならない。