第9章 管理

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合計10人以上の労働者を使用する使用者は、タイ語の就業規則を調整しなければならず、その就業規則には少なくとも次の項目が含まれていなければならない。
(1)労働日、通常労働時間及び休憩時間
(2)休日及び休日に関する原則
(3)時間外労働及び休日労働に関する原則
(4)賃金、時間外労働手当、休日労働手当及び休日時間外労働手当の支給日及び支給場所
(5)休暇日及び休暇に関する原則
(6)服務規律及び懲戒
(7)苦情申立て
(8)解雇、解雇手当及び特別解雇手当
A 使用者は、労働者を10人以上使用するようになった日より15日以内に就業規則を公布しなければならない。使用者は就業規則の写しを事業所または使用者の事務所に常に備え付けておかなければならない。就業規則を公布周知した日から7日以内に局長または局長の委任するものに就業規則の写しを提出しなければならない。
B局長または局長の委任するものは、使用者に、法に抵触する就業規則を、一定の期間内に適正に修正するよう命令する権限を有する。
C使用者は、労働者が容易に閲覧できるよう労働者の就業場所に備え付けることにより就業規則を公開周知しなければならない。

第109条
108条(7)に定める苦情申立てには、少なくとも次の項目が含まれてなければならない。
(1)苦情申立ての範囲及び異議
(2)苦情申立ての手続き及び順序
(3)苦情の審問及び検討
(4)苦情の解決方法
(5)苦情申立て人及び関係者の保護

第110条
就業規則の改正があった場合、使用者は、当該改正された就業規則を、改正された日から7日以内に公布しなければならない。この場合、第1082項、第3項及び第4項を準用する。

第111条
108条に定める就業規則を使用者が公布しているときで、労働者の数が10人を下回った場合でも、使用者は第108条及び第110条に定めるところにより引き続き実施する義務を有する。

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使用者は、労働者を10人以上使用するようになった日から労働者登録簿をタイ語で調整し、営業時間中労働監督官が検査できるよう事務所または使用者の事務所に備え付けなければならない。
A1項に定める労働者登録簿の調整については、使用者は、労働者が入職してから15日以内に行わなければならない。

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@労働登録簿には少なくとも次の項目を含まなければならない。
(1)氏名
(2)性別
(3)国籍
(4)生年月日または年齢
(5)現住所
(6)雇入れ日
(7)職位または職務
(8)使用者が労働者に対し支払う旨合意した賃金及びその他の対価
(9)退職日
A労働者登録簿の内容を変更しなければならない場合、使用者は当該変更の日または労働者が使用者に変更を通知した日から15日以内に労働者名簿を修正しなければならない。

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@使用者は、労働者を10人以上使用するようになった日から、少なくとも次の項目を含む賃金、時間外労働手当、休日労働手当及び休日時間外労働手当に関する書類を調整しなければならない。
(1)労働日及び労働時間
(2)出来高払制賃金を得ている労働者に関する出来高
(3)各労働者が受領した賃金、時間外労働手当、休日労働手当及び休日時間外労働手当の率及び額
A 賃金、時間外労働手当、休日労働手当及び休日時間外労働手当の支払いに際し、使用者は第1項に定める書類に証拠として著名させなければならない。
B1項に定める書類の内容は1冊にまとめることもいくつかの冊子に分けることもできる。
C使用者が労働者に、商業銀行またはその他の金融機関の労働者の口座への振り込みの方法により賃金、時間外労働手当、休日労働手当及び休日時間外労働手当を支払った場合、労働者への振り込みを証するものを上述の支払いに関する書類とみなす

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@使用者は、各労働者が離職した日から少なくとも2年間は労働者登録簿を保管しておかなくてはならず、また、当該金銭を支払った日から少なくとも2年間は賃金、時間外労働手当、休日労働手当及び休日時間外労働手当に関する書類を保存しなければならない。
A本法第12章に定める申告があった場合、または労働関係法に規定する労働争議若しくは労働訴訟があった場合、使用者は、労働者名簿及び賃金、時間外労働手当、休日労働手当及び休日時間外労働手当に関する書類を、当該事件に関する確定命令または判決ができるまで保存しなければならない。