タイ国インターネット事情

2003年からタイ国政府がタイの国民向けに廉価なコンピュータを販売し、コンピュータの普及に成功を収めました。
その影響で、インターネットも今まで以上に普及し始め、価格や接続環境なども整備されつつあります。
まずは、タイで利用できるインターネット接続の種類をまとめました。
タイでも、日本と同様、ADSL等のブロードバンドへの関心が高まっており、環境も整いつつあります。


1.インターネット接続の種類
種類 接続速度 長所 短所
ダイヤルアップ接続
【プリペイドカード】
〜56Kbps 利用時間数ごとに購入が出来、安い。プロバイダの変更も容易。旅行者、短期滞在者向け。 接続時間や有効期間が切れるたびにカードを買い直す必要があり会社や家庭など継続的に使いたい場合には不向き。
ダイヤルアップ接続
【月極契約】
〜56Kbps 一般的な方法。電話回線を利用するため、初期工事費用等がかからない。 回線にノイズが多い場合繋がり難い。速度が遅い。特に内線電話利用時はその傾向が強い。
ダイヤルアップ接続
【国際ローミング】
〜56Kbps 日本のプロバイダに入ったまま、タイ国内のアクセスポイントを利用できる。旅行者、短期滞在者向け。 パソコンの設定が面倒。接続出来ない時のサポートは日本のプロバイダへ問合せが必要。ローミング接続時の料金設定が高いため在住者には不向き。
ISDN接続 64Kbps or
128Kbps
デジタル回線。プロバイダ料金、回線使用料ともに中級の料金。通信速度安定。 利用可能地域が狭い。主要機器を新たに用意する必要がある。
ADSL接続 256Kbps〜4Mbps 既存電話回線を利用。基本的に新たに回線工事する必要なし。 回線の品質、電話局からの距離等の条件によっては契約速度が十分得られない場合がある。使用している電話会社によりプロバイダが限定される。
専用線接続 64Kbps〜2Mbps 速度での優位性は確か。常時接続、固定料金。電話回線事情の悪い地方の企業等に便利。 回線使用料が高価。ルータ等の機器を新たに用意する必要がある。

その他の接続方法
@Wi-Fi(公衆無線LAN接続)


バンコク市内の一部(バンコク国際空港、セントラルデパート、マクドナルド店舗内等)のホットスポットでの利用に限定され、また、利用可能なプロバイダも限定されるが、無線LAN対応のパソコン・PDA等を持ち込めば無線LANでのインターネット接続が可能。利用可能プロバイダでは接続用のプリペイドカードを販売しており、ホットスポットで購入が可能。価格は1時間当たり200バーツ前後と高価。

参照Webサイト:
SHIN HOTSPOTの説明(英語)
http://www.shinhotspot.com/home.html (CS LOXINFO系)

AHutch Wireless PCカード

2003年からタイ国内でCDMA方式による携帯電話事業を開始した「Hutch」がモバイル通信向けのWireless PCカードも発売しています。これは、ノートPCや一部のデスクトップに搭載されているPCMCIA型のPCカードで、バンコク首都圏を中心に最大153Kbpsの接続スピードでインターネットが利用可能です。これはプロバイダ契約が不要で、携帯電話と同様、月額費用のみで1ヶ月300MB〜500MBまでのデータ通信が可能というもの。また、PCカードにはイヤホンマイクも取り付け可能で、PCカードから電話を掛けることも可能。
販売はHutch Shop他。
参照Webサイト:
Wireless PCカードの説明(タイ語)
http://www.hutch.co.th/real/promotion/promotion_wireless_th.htm

BPCT NEXT Data Cardによる接続

PCTとは日本で言うPHSのこと。電話会社TrueとプロバイダASIANETが力を入れているが、PCTの通信網を利用したモバイルインターネットサービス。これも、PCカードが用意されており、現在は最大の接続スピードは32Kbpsだが、2004年からは64Kbpsと2倍のスピードになった。

参照Webサイト:
PCT Next data card他、PCT全般の説明
http://www.pctphone.com/index.html


【タイのインターネット・プロバイダー事情】 

タイのインターネットプロバイダーは、17社ほどあります。近年、インターネット普及率も進み、加入者は全国で300万人を超えると言われております。しかし、大手のプロバイダーを除いて、そのサポート体制には不安があるのが実情です。業務用で使う場合には資本力、技術力のある大手プロバイダーをお使いになることをお勧めいたします。



上の図を見て頂くとお分かりになりますが、商用プロバイダは17社、政府機関、アカデミックは6社あります。
Map of internet connectivities in Thailand

タイは民間のプロバイダーは全てComunication Authority of Thailand(CAT)の資本が入らなければなりません。また外資による運営は禁止されております。

商用プロバイダー以外でSchool Netではタイ国内の4,717校がオンラインで繋がっています。


図の中の真ん中にある3つの楕円のうち、一番左が海外とのデータをやり取りするゲートウェイ、そして中央が国内でのデータをやり取りするエクスチェンジゲートウェイとなります。
 そこから四方八方に延びる線は、各プロバイダの回線の太さです。数字の後ろのアルファベットは、Kはキロbps、Mはメガbps、Gはギガbpsを表し、KよりもM、MよりもG、また、数字が大きいほど回線が太く、データのやり取りもスムーズだと考えられます。

 図の中の丸で描かれているものはタイにあるインターネットプロバイダを表します。みなさんが利用しているプロバイダの名前も見つかるのではないかと思います。また、左部と下部に四角で描かれているものは、海外向けゲートウェイから各国との回線の太さを表します。または、プロバイダによっては、海外向けゲートウェイを介さず、直接、海外の主要サーバとつないでいるプロバイダも見られます。

 これをどう見るかは、お客様しだいなのですが、タイ国内の回線だけ太いプロバイダもあれば、国内・海外ともバランスよく整備しているプロバイダもあります。今利用しているプロバイダが遅いと感じている方はこの図を参照してみるのも良いかもしれません。


注1
CATはタイと海外の回線を取り扱っています。ちなみにタイ国内回線はTOT(Telephone Organization of Thailand)が取り仕切っております。
注2
NECTECとはタイの科学技術省の元に置かれた組織で、正式名はNational Electronics andComputer Technology Centerの略です。




2.タイ国におけるADSL環境


日本ではADSLだけでなく光ファイバーによるインターネットも環境が整い、地域によっては数十Mbpsまでという、タイでは考えられないようなインターネット環境を手に入れることが出来ます。タイでブロードバンド環境が整い始めたのが2004年からです。今まで高価だったADSLもようやく手が届くところまで値下げされ、個人向けの一番安いプランで月額1,000バーツを切る価格も出てきました。スピードの点からするとまだまだ不満が残りますが、ここ数年内で次第に充実する事でしょう。


タイの4大商用プロバイダー
ITS 1995年設立のタイ初のプロバイダー。最近民営化された。
CS Loxinfo NET 自社衛星を持つ通信大手シナワトラグループのプロバイダー。(最大手)
True 固定電話・携帯電話会社のTRUE社系のプロバイダー
KSC 経営母体はタイの有名サイトsanook.comを運営するM-Web社。


その他の商用プロバイダー
Asia access CWN Net Pacific Internet
Data Linknet Roynet Samart
ISSP  A-Net E-Z Net
Far East Idea Net JI Net
通信/プロバイダー
■Telephone Organization of Thailand
■Communication Authority of Thailand
■Shinawatra Co.,Ltd
■Telecom Asia Co.,Ltd
■タイ国インターネット総合情報 
■Internet Thailand Service 社
■CS Internet
■KSC 社
■サマート社
■アジア アクセス社
■アジア ネット社
■インフォニュース社
■Jasmin Internaional Group


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